【読書感想まとめ】2022年に読んでよかった本

 ブログ、ツイッターなどアウトプット活動を開始し始めて2カ月が経ちました。

この間、良き本にたくさん出合えた期間でした。特に『OUTPUT大全』が自分にアウトプットの習慣を作り、大きく自分をライフハックしてくれた本であったと感じております。ただの自分の備忘録、日記としての使い方だけでなく、少しずつですが、SNS上でのつながりも徐々に増えてきています。アウトプットは習慣として続く限り、ゆるく自分のペースで続けていこうと思いますね。

今回は2022年最後ということで2022年に読んで良かった本の紹介をしたいと思います。

 

 読んでよかった本

2022年中に実は引っ越しをいたしまして、特にこの本が賢い引っ越しに大きく貢献してくれました。家賃交渉とコストを抑えた引っ越しで自分は3万円程家賃を下げることに成功しております。

また、こちらも参考に『ミニマリスト式超引っ越し術: 人生を変える攻めの引っ越しの技術 なにおれ/著』初期費用、火災保険、退去費用など細かい面で助けになり、安い引っ越しに成功しました。

 

アウトプットの重要性と自己成長に関してまとめられた本。記事として当ブログにも読書感想を書きましたが、自分にアウトプットの習慣を作り出した本でした。「気付き」と「ライフハック」への貢献する良書だと感じます。

 

幸福を脳内物質で3つの項目に分類させた非常に読みやすくわかりやすい本です。
人生の優先すべき行動を明確にさせる「気付き」「ライフハック」をもたらしてくれました。

 

 

ミニマリスト、食事、運動、睡眠、感謝。などこれ1冊で「ライフハック」の多くを学ぶことができる本です。特に健康面での「ライフハック」の記載が充実しております。


 

100歳以上の長寿地域が多く住む場所を本書は「ブルーゾーン」として、そのブルーゾーンの生活をまとめた本です。各地域の特徴的で質素ながらも健康的で美しい生活はとてもあこがれるところがあります。長寿の秘訣という点以上に人生においての「幸せ」という部分を考えさせられる1冊でした。

 

 

資産0で死ね。人生においてのお金の使い方を問う本でした。
この1冊に導かれ、貯蓄一辺倒で、資産という数字を増やすことに執着していた自分の行動が変わったのではないかと感じております。


 

【再野生化】を掲げる本書は生活に様々な「野生」を取り入れることを考えさせられました。現代人の幸せには我々が本能的に持つ「野生」を呼び起こす必要があります。
自分の目指すべき人生を「ライフハック」した良き1冊です。

 

 

走りたくなる。そう思わせる情熱の詰まった1冊です。走る民族であるタラウマラ族。ウルトラマラソン。ベアフットランニング。人類の走る能力についてとても興味深い内容の本です。物語としてもとても充実感を得ることができました。

 

 

【読書感想】『GO WILD』 を読みました

GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス
ジョンJ.レイティ、 リチャード・マニング/著


 私は【健康に関する本】は以前よりいろいろな本を読んでおり、その中でずっと気になっていた本です。
「ついに読んでみました。」といった形での読書となります。

 

 本書のテーマは【再野生化(リワイルディング)】。原始、野蛮、ガサツなイメージのあるテーマですが、内容はとても科学的です。
低炭水化物、バイオフィリア(自然への愛情)、マインドフルネス(瞑想)など、を日々の暮らしに取り入れること。
現代化が進むこの社会で人間の脳や体が追い付いていないこと。
本書はいくつかのケーススタディ(事例)を交えながら、解説をしております。

 

 私も本書に書かれていることにはとても影響を受けました。
本書を読んでからは日々の暮らしの中で【再野生化】を掲げるようにしております。具体的には


・食事【低糖質、加工食品を食べない】
・運動は【自然を歩く、走る】
・趣味は【部屋に自然を増やし、外で自然を楽しむ】

 

【人間にとっての幸せ】と【現代の暮らしで注意すべきこと】を学べるとてもよい本だと思います。

 


進化の章と食事の章のみまとめました
今回は学べた部分がとても多く、まとめきれないため、今回は進化と食事に関してまとめてみました。また、他の内容も次にまとめたいと思います。

 再野生化

・進化が磨いた自己修復力
 人間には生来、治癒力が備わっており常に体のバランスを整える能力(ホメオスタシス)が備わっている。この機能こそが本書の「ゴー・ワイルド」の根幹である。

 【人体】も【野生の生態系】と同じく多様な微生物が共存する複雑な生態系であるから、自然な状態こそがベストな状態のはず。
 食事、運動、睡眠、思考、生き方ひっくるめてワイルドになる。読者のライフスタイルを【再野生化】させる入門書だと本書は掲げています。

 

 

 人類は変化していない

・人類はアップデートしていない
 人類は20万年前から変わっていないとされており、遺伝的には初期の人類と全く同じである。つまりは環境が大きく変わっても、人類は原始人のままなのだ。

 

・人類は優れた運動システムを持つ
 ただ原始人と言っても、人間は優れた運動システムを持ち、多種多様な動きに対応することができる。歩く、走るだけでなく、投げる、押す、握りしめるといった動作ができる。大きな脳は思考創作などのあらゆる活動に使われるが、運動だけでもかなりの大きな脳を必要とする。
 複雑な動きや活動が人類の類まれな脳の発達を促し、地球の隅から隅までに居住するという偉業を果たしたのだという。

 

 人類を苦しめるもの

・病気ではなく心身の苦痛
 現代における「病気」とは「文明がもたらす苦しみ」と言い換えることができると著者は言います。現代における多くの人がかかる病気。
【肥満】、【心血管疾患】、【高血圧】、【糖尿病】、【関節炎】、【虫歯】、【ニキビ】。これらいわゆる「文明病」は先住民には見られないという特徴がある。

 

・原因はブドウ糖
 「文明病」は農業の発展と定住生活がもたらした病気だという。
それら「文明病」の原因の八割は「ブドウ糖(グルコース)」の摂取とあまり動かない生活が害をもたらしている。【肥満】や【糖尿病】だけにとどまらず【感染症】や【がん】になるリスクを高めている。

 

 野生の食事

・炭水化物のジレンマ
 【ブドウ糖には毒性がある。】ゆえに体も毒とみなす。これはきわめて特殊な毒で血流に大量にあると毒になる。
 人間は順応性(ホメオスタシス)によりバランスを保つ能力があり、最優先に毒であるブドウ糖を燃やすようにできている。ブドウ糖過剰摂取になると、脂肪は燃料としてエネルギーを供給できなくなってしまう。

 

健康に悪い脂肪
 ファストフードに多く含まれるマーガリンやショートニングは避けよう。これら含まれるトランス脂肪酸は人間の消化システムが対応できない油だからだ。
 「トランス脂肪酸」を摂ると【心臓病】【うつ病】のリスクが高まるということも研究によりわかっているとのこと。

 

健康にいい脂肪
 「オメガ3脂肪酸は健康にいい「必須脂肪酸」とされている。こちらは不足をすると生きていくことができない。「オメガ3脂肪酸」は様々な食品に含まれる。主に【放し飼いの家畜の肉】や【冷水魚】、【クルミ】や【アマニ油】などを摂るといい。
 それに似たものに「オメガ6脂肪酸があり、これも「必須脂肪酸」で、こちらも肉に含まれる。しかし、人工的な餌で工業的に作られた牛は「オメガ6脂肪酸」の多い牛肉を作り出している。
 ファストフード店などで扱っている肉は工業的に作られた肉のため、それを食べる私たちは「オメガ6脂肪酸」が多く「オメガ3脂肪酸」の不足のバランスの悪い状態になっている。

 

多様性のある食事
 もともと私たちは、あらゆる食品から様々な栄養素を取り込む必要があり、進化によって多様さを好むようになっている。
 現代に生きる私たちも、生活の中で目にする工業的生産される加工食品の多さ、変わった名前・形・色に引き寄せられてしまう。しかし、それは幻想にすぎない。それらの食品の表示を見てみるとトウモロコシ、糖、大豆、トランス脂肪酸、精製小麦が多様されている。中身は同じ材料を工業的に組み合わせただけのものだ。

 本当の多様性——根菜、青菜、果実、魚、肉、きれいで冷たい水——工業的な単調さを避けて、幅広く様々なものを食べよう。

 

【ライフスタイル】読書好き独身30代サラリーマンの食事

 今(2022年12月)の食事に関しての自分の考えを記しておきたいです。

 


 

・生活の中最も優先すべきもの。
・食事にかける時間・お金などのコストはなるべく削らない。
・楽しく!おいしいものを!
・誰かと一緒に食べるのも重要!相手に合わせる。


という考えです。
 最も幸福な時間が食事であり、これを幸福に食べることこそ人生の最大の娯楽でもあるかと思います。ただの栄養摂取にしないようにすることが、今のところ大事な価値観となっています。

 

楽しい食事や、健康管理のためにも以下のように自己ルールを定めています。

 加工食品・外食を控える。なるべく自炊

 自然からできた材料でないもの、いわゆる加工食品。
こちら購入する際は成分表を見て、なるべく成分に変なものが入ってないかよく確認するようにしています。
 控えるものは「高濃度炭水化物」「精製された食材」としています。なるべくシンプルな表示がある食品を選びます。

 これらは以下の本から得た知識を自分なりに混ぜて使っているものです。
気になりましたら読んでみてくださいね。

 

【再野生化】を掲げ、炭水化物の有毒性を示した本です。

 

精製された塩、砂糖、小麦などを使わないことが健康ということを示した本です。塩が健康に悪いというイメージを覆す1冊です。

 

 

また、外食に行くとメイン料理に野菜がほとんどありません。特に安さを売りにしているようなお店には気を付けた方がいいです。

 加工食品と違って成分表もないので、どんな材料を使っているかわかりません。かといって食事にはコミュニケーションとしての目的の食事があるので完全に外食をしないわけではありません。自己ルールも「完璧を目指さず」相手に合わせるべきだと思います。
 しかし外食をする場合、目いっぱい贅沢するという感覚で中途半端に安いお店を選ばないように気を付けます。

 

 多様性のある食材

 食材は野菜、果物、ナッツ類、キノコ類、海藻類、南国のフルーツ、カカオ、スーパーフードなどを中心に、自然からの食材はできるだけ取り入れています。ほかにも、魚、肉、乳製品様々なものを好奇心のまま選ぶようにしています。
 現代人の食事は、ブドウ糖過剰摂取につながりやすいので野菜は特に意識しています。

 

 基本的には野菜中心で8割以上は野菜を食べるような食生活をしています。その野菜も、多様性のある食事をするようにしています。


 野菜の選び方にもいろいろこだわりがあり、色が濃く彩り豊かなものを選ぶようにしています。
 というのも色が濃い野菜は薄い野菜よりも栄養価が高いからです。見た目もおいしそうに見えて、楽しいというのも大事な要素です。
 


 トマト、人参、かぼちゃ、パプリカ、レッドアーリー、スイスチャード、ビーツ、紫キャベツ などなど色のない野菜よりも若干お値段高いですがメリットは大きいと思います。
 
 

食事は人生の最大の娯楽です。多少の値段は気にせず最大限楽しみたいですね。

食材の選び方の本です。日本では手に入りにくい食材も多く紹介されているため、扱いづらさはあります。それでも好奇心からいろいろ生活取り入れるのも楽しいことかと思います。

ブログの方針について

 このブログは『学びを結果に変えるアウトプット大全 樺沢紫苑/著』を読んみ、アウトプットをするメリット(自己成長)をするための目的で書き始めました。

 自分は30代独身サラリーマンです。本をたくさん読み始めるまでは自己肯定感も低い割に承認欲求もつよく、コミュニケーション能力もありませんでした。そんな暗くメンタルも崩しやすい人間でした。

 これまで本は全然読まず、ゲーム大好き人間でしたが、友人関係に悩んでいて、『マインドフルネスストレス低減法 ジョン・カバットジン/著』を読む。そこから【人生の変化】【自己成長】をとても感じました。
それ以降本にのめりこんでいき、日々たくさんの本を読むようになりました。

 このブログの方針として様々な本を通じての【気付き】と、自分用の本の【記録】を残す目的で、「日記」・「読書感想文」をゆるく書いていきたいと思っています。

 

 価値観幸せを得る

 自分の一番の価値観は『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法 樺沢紫苑/著』からいただいており、

【健康】→【つながり】→【成功】

 自分は現在(2022年12月)この価値観で動くことを決めています。
仕事【成功】のために人との【つながり】を犠牲にしない。
人の【つながり】も大事ですが、自分の【健康】あってのもの。

この3要素【健康】【つながり】【成功】に係わる日々の【ライフスタイル】を本などの紹介を交えて公開していくことも考えています。

 

 ゆるく自分のできる範囲で

 更新頻度を上げていくことも大事ですが、自分の価値観は上の通り、自分の健康や大切な人とのコミュニケーションです。時間や余裕がなければ無理に書くようなことはせず、できる範囲で進めていきたいです。

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 ラスハリス/著』にあるように完璧主義でもなく他人と比べることもしない。自分のできる範囲で書いていくことを目標とします。

 具体的には日記の記事、読書感想の記事を【週1】の頻度で上げること。始めたばかりなので、この辺りは変化があるかもしれません。頑張りたいです。

【読書感想】『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則』を読みました

伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 山口拓朗/著

 


 アウトプット大全よりアウトプットするなら文章の本が読んだ方がいいと紹介されていたため購入しました。
【書く】ことは昨今LINEやSNSなど、コミュニケーションの方法として【話す】以上に主流になってきています。今後の時代を生き抜くためにも【思い通り】に文章を伝えたいですね。


 本書を読んですごく感じたのは【絵】と【文章】が似ているということです。
相手に何かを伝えるという点で共通点があるからかもしれません。作り方や考え方は【絵】に通じる部分があります。(デザイナー目線として一応書いておきます。)

 特に【相手の立場に立つこと】に共通点を感じています。
絵を描いていると集中しすぎて、見づらい絵になることが多いです。
【見る側の立場】に立てなくなっているということですね。

それと同じで、文章も【読み手の立場】に立てなくなることに注意すべき。と本書では書かれています。

『まったく別の分野の勉強をしても、学んだことは別の分野に活かすことができる。』と気付きを得ることができました。

 


重要と思った箇所の抜粋

 文章を書く「準備」をしよう

・人は都合よく文章を解釈する
 書き手と読み手の情報には【ずれ】が生じる。文章は読み手の自己解釈に依存しやすいため、【勝手な自己解釈をさせない文章】を作る必要がある。

 例えば開始時刻のみを書いた文章を読み手は勝手に「開始時刻より後ならいつでもいいだろう」と解釈する。その解釈の可能性を消すには、開始時刻と期限を明確に書く必要ある。

 

・「読ませる相手を明確にする」「文章の目的」
 誰がこの文章を読むのか【ターゲットが明確な文章】は伝わる力があり、ターゲットが文章に何を求めているのかをよく考えて書く必要がある。
 
 伝わる文章は【文章の目的が明確】である。そして目的は【一歩踏み込んだ】内容にすべきである。
例えばラブレターの目的は【自分の想いを伝える】という目的がある。
これよりも一歩踏み込んだ目的は【相手にもこの人が好きと思ってもらえる】という目的になる。

相手に思い通りの行動をしてもらえるように一所懸命に考えることが重要。

 

・「読む人の反応を決める」
 読む人の反応を【予測ではなく】脚本家のように【決める】こと、反応が決まるとおのずと書く内容が明確になる。

「なるほど」と思える文章は「なるほど」と思ってもらえるように書いている。

 

 伝わる文章を「速く」書こう

・「情熱」で書いて「冷静」で直す
 ラブレターを書くように【情熱】で全体を一気に書く。時間をおいてから【冷静】に手直しする。絶妙な匙加減でパワフルな文章とマイルドな文章を合わせることができる。

 

・一気に書き上げる
 【時間を決めて書く】本来15分で書ける文章も時間が30分あると結局30分かけてしまう。
 一気に文章を書き上げる→磨き上げる(推敲・校正)のプロセスが身につくと早く書けるだけでなく、伝わる文章になりやすい。

 

・推敲見直しで文章の質を高める
 誤字・脱字・情報の過不足・言い回し・論理性・読みやすさ・文法などをチェック。
 【書き手目線】から【読み手目線】に頭を変えることが重要で、時間を置く・印刷する・フォントを変えるなど書いた文章を自己満足にさせない工夫をして、推敲見直しをするとよい。

 

「簡潔に」書こう

・一文一義を心がける
 一つの文章の中に一つの事柄だけを書くべき、簡潔な文章になり読み手に負担をかけなくなる。

 

・結論をはっきり冒頭で書く
 【くどい言い回し】【結論の出し惜しみ】【もったいぶった表現】をしてはいけない。
 書き手が悦に入ってはいけない。

 

・同じ文章(言葉)を立て続けに繰り返さない
 同じ単語が何度も出てくる場合はくどいので、「両者」「彼ら」など同じ意味の単語の言い換えをする。ただし無理に通すものではなく違和感を生むなら言い換えない方がよい
 単語だけでなく「~こと」「~もの」「~の、~の」「~は、~は」「~です。~です。」の連続使用にも注意。

 

「分かりやすく」書こう

・文章の順、配置を工夫すること
 意味ごとにまとめること。文章の並びが【A1】→【B1】→【A2】→【B2】となる文章だとしたら。【A1】→【A2】→【B1】→【B2】の流れにすべき。

 

・あいまいな表現を避ける
 あいまいな表現が多い読み手にとってわかりにくい文章になりがち、「大きい」「高い」「長い」「速い」「多少」「けっこう」は使わず、具体的な数字を出せるとよい。

 

「正しく」文章を書こう

・主語と述語を正しくつかう
 主語述語を正しく対応させる。「●●が○○した」がちゃんと成り立っていること。
 わかりやすくするためにも、できるだけ主語と述語は近づける。

 

・表現に気を付ける
 【二重敬語】【二重否定】【二重表現】【呼応表現】を正しくつかう。
 ◎ダメな二重敬語 「ご覧になられる」「お見えになられる」
 ◎ダメな二重否定 「ないわけではない」「ないとも限らない」
 ◎ダメな二重表現 「頭痛が痛い」「返事を返す」「雪辱を晴らす」
 ◎呼応表現 「なぜなら~から」※「なぜなら」を入れたなら「~から」は必ず入れる。

 

「読みたくなる」文章を書こう

専門用語、難解な言葉を避ける。
 書き手が【当たり前】に使っている言葉が、読み手にとって【当たり前でない】ことはよくあります。
 英語の頭文字の単語(SEOとかTPOとか)、ビジネス用語(シナジーとかエビデンス)は時と場所を見極めて使うとよい。

 

・抽象と具体を同時に盛り込む
 文中に具体と抽象を盛り込むことで説得力が生まれる。
以下のようなテンプレートを覚えておくといろいろな場面で使える。
 ◎具体的な内容の文→つまり→抽象的な内容の文
 ◎抽象的な内容の文→例えば→具体的な内容の文

 

・快適な見た目を追求する
 【文字装飾に工夫を凝らす】【レイアウトデザインをする】つまりは文章の見た目にこだわることはとても重要。
 改行、空行、強調表現を活用して【強弱をしっかりつける】こと。

 

「メール」「SNS」対策をしよう

・メール対策
 素っ気ない文章でなく、相手への配慮・気遣いがとにかく大事。
【命令調】→【お願い調】にするなど
「ご回答ください。」→「ご回答いただけると幸いです。」
「ご連絡ください。」→「ご連絡いただけると助かります。」

 

SNS対策 読まれるタイトル・切り口の工夫
 SNS上では記事のタイトルが冴えなくては読んでもらえない。「それどういうこと?」「そんなことあるの?」と興味を引くもの、知識欲をくすぐるものが読んでもらえる。

 書き出しの文章に興味を持ってもらえなければ、その続きを読んでもらえない。書き出し(切り口の)工夫をすることが大事。
 興味深い切り口は常識や一般論から少しずれた考えを書くことで、生まれやすくなります。

 例えば 「私は熱が出ると密かにガッツポーズをします。なぜなら39度まで熱が上がるとがん細胞が死滅するからです!」
正しいこと以上に【書き手が何を考えているか】が読み手の興味を引きます。

 

【読書感想】OUTPUT大全を読みました

学びを結果に変えるアウトプット大全 樺沢紫苑/著

 


 以前よりアウトプットが足りないと感じることが多く、アウトプットを増やす手段を増やすため読みました。そもそもこの記事とブログ自体を書くきっかけとなった本になります。

 イラスト豊富で1テーマに対して数ページで書かれているため、本に慣れていない方でも読みやすいです。

 著者の樺沢紫苑先生は精神科医として働きながら、Youtuberやブログ、数々のコミュニティを作っている。アウトプットの見本となるお方です。
この本だけでなく、著者の活動にも興味を持っていただいたなら
下記リンクから見てみてください!

 

twitter: https://twitter.com/kabasawa
youtbe: https://www.youtube.com/user/webshinmaster

 


以下本書の大まかな要約になります

 アウトプットのルール

・アウトプットをすると自己成長が加速する
 アウトプットをする人としない人を比べるとアウトプットする人の方が自己成長する。
 例えば「毎月10冊本を読んでアウトプットしない人」と「毎月3冊本を読んで3冊アウトプットする人」を比べると自己成長が大きいのはアウトプットする人である。
アウトプットしない人は本を読んでも記憶として残りづらい。

 

・アウトプットは運動であり、体が覚えることで記憶する
 「話す」「書く」「行動する」これらは「運動」である。→「筋肉を使っている」「体が覚える」ので忘れにくい。

 

・何度も繰り返すことで忘れづらくなる
 「インプット」「アウトプット」そして「フィードバック」をすることで忘れづらくなる。
 人間は「短期記憶」「長期記憶」の2つの記憶を使い分けており、「長期記憶」はなかなか忘れづらい記憶。
 「2週間に3回以上」アウトプットすることで「長期記憶」として残りやすくなる。

 

 

 話す

・「人に話す」ことも立派なアウトプットになる
 第三者に「話す」これだけでアウトプットになる。
 インプットした情報の「感想」を盛って話すとよい。話される方としても聞きやすいメリットがある。

 

・「説明する」「プレゼンする」「議論する」など様々な「話す」アウトプットがある
 本書にはただ「感想を話す」だけでなく、様々な話すテクニックがまとめられている。

 

 

 書く

・「話す」こと以上に「書く」ことのほうが自己成長が促される
 脳が集中力を高めて情報収集しようとするため「書く」ことは脳が活性化されて、自己成長を促します。
 また、「手書き」と「タイピング」では記憶に残るという観点では「手書き」の方が上である。

 

・「メモする」インプットの直後がアウトプットの一番のタイミング
 「インプット直後」がアウトプットの最適のタイミング。映画や海外旅行の素晴らしい体験も3時間もすれば細かい部分はほぼ忘れてしまう。→ノートやメモにすぐ書き出すと忘れづらい。
 「気付き」「ひらめき」は30秒から1分で忘れてしまう。→こちらもいつでもメモの準備をするとよい。

 

 

 行動する

・「To Do」を得たら行動あるのみ
 アウトプットしなければ「自己満足」にとどまってしまう。
 「Do」する。行動することで「自己成長」を得られる。

 

・続けることは「今日やること」にだけ集中する
 目標を細分化して「今日やること」だけに集中する。大きな目標も小さなことの積み重ね。
 毎日目標を設定して、少しずつやろう。そして「楽しみながら」やっていくと続けられる。

 

・「教える」ことは数あるアウトプットの中で最も自己成長につながるアウトプット
 「教える」ことは自分の理解度や不十分な点が明確に見えてくる。
 アウトプットでもあり、インプット、フィードバックにもなる。
 自己成長したいなら他人に教えること。

 

・「チャレンジ」する
 「チャレンジ」なきところに自己成長はない。
 チャレンジすることでやる気、集中力などを感じさせる脳内物質「ドーパミン」が出る。
 不安が大きい場合は「危険領域」まで進んでおり、無謀なことにチャレンジしている。
 「チャレンジ」が怖い場合はハードルを下げて「プチ目標」を設定すべき。
 筋トレと同じで少しずつ負荷を増やしていく。頑張れば何とかなるを繰り返す。

 

 アウトプットを鍛える

・日記を書く
 日記は毎日の習慣として取り組みやすくアウトプット能力が身につく。
 そのほかのメリットとして「書く能力が高まる」「楽しいに気づくことができる」
 「フィードバックができる」「ストレス発散になる」

 

・情報発信する
 他人から反応が得られるため「フィードバック」効果が高いアウトプット法。
 他人に見られるため緊張感が出る。よってアウトプットも真剣に取り組むことができる。
 情報や人が集まり、情報の質が深まる。

 

SNSに書く
 SNSは交流の場であり厳密には情報発信ではない
 はじめは内輪への発信だが、常に不特定多数に読まれることを意識して投稿すべき。

・ブログに書く
 ブログは文章さえ書ければ誰にでもできて「シェア」されやすい。
 アクセスを詳細に分析できるため、どんな記事が読まれるのか詳細な「フィードバック」が得られる